1/12Bigshipグランプリ受賞記念コンサート
新年度がスタートしましたね。2019年が明けてから今日まで怒涛の日々。
案の定わたくしは体調崩し、点滴までする事態でしたが、沢山の経験と音楽でかなり充実した日々でもありました。コンサートレポートをしながら振り返って行こうと思います。
新年明けてすぐの公演はこちら
そうです、昨年度グランプリを頂きました、演奏家の船出グランプリ受賞記念コンサートです!
またこちらのステージに戻ってくることが出来、私たちに票を入れて下さったお客様、応援して下さった全ての皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
最初のご挨拶で、Bigshipの山中館長様が「凱旋コンサートです!」と言ってくださり、ジーンと来てしまいました。
お写真でもお分かりのように
ギリギリお正月、新年、めでたい!とのことで、第一部はお着物で登場致しました。
会場では今回だけ特別に、軽食やお酒などを召し上がりながらコンサートを聴いて頂けるとのことで
雪予報もさることながら、多くの皆さまにご来場いただきました。
金屏風をバックに、金色のお着物で、金のフルートを吹くというゴールデン状態の私。
尺八とお琴で演奏される『春の海』は、尺八奏法をリスペクトして、ムラ息にチャレンジしてみました。
ピアノの平田の左側に出現した、青い月。
月シリーズとして、『荒城の月変奏曲』/モイーズと『月の光』/ドビュッシーを演奏させて頂きました。
前回同様、副館長で照明担当の井上さんが、素晴らしい照明技術でこんな素敵な月を出現させてくださいました。
しかも、大きさまで変わるのですよ!
平田のピアノソロ部分にて。
着物や照明など、視覚でも楽しんで頂けたのではないでしょうか。
続きまして、第二部!
第二部は、ピアソラの『タンゴの歴史』を一人3,4役の演出をこなしながらの演奏!
脚本、セリフ、小道具など、私が監督いたしました笑。
「1900酒場にて」のタイトルで知られる最初は、平田は客席から船乗りになって登場。酒の空瓶を
手に持っております、酔った演技が求められます笑。
舞台で誘っているのは、娼婦に扮した私笑。セクシーさが求められます、、、、あはは( ;∀;)汗
「1930カフェ」では、舞台上にカフェのセットが登場。
ムッシューヒラタ―と別れ話をする女、私。頭にストールを被り、年代の女性を演出。
ムッシュはジャケットを着用。なんか、かっこいい。
セリフにはきちんと曲の内容が想起されるように工夫し、そして演技も2人共精一杯頑張っています笑。
「1960ナイトクラブ」
ピアソラに扮する平田と、ピアソラが当時大きく影響を受けたといわれているフランスのナディア先生に扮する私。
平田、遠くを見つめ、想いを語っています。
「今日のコンサート」は演出なしで、ナレーションを入れて演奏しました。
・・・と演出のお写真がいっぱいですが、
ちゃんと演奏もしておりますよ!!
今回、演奏するにあたり、ピアソラの文献を読んだり、元々大学時代の音楽教育の先生に紹介されて持っていたナディア先生の本を読み返してみたけれど、
作品の背景や、それに必ず付随してくる歴史を知るという作業は本当に大事ですね。
もちろん、それらを知らなくても楽譜に書いてある音楽を奏でることはできます。
でも、深まり方が全然違う。音にしたときの説得力が違うように感じます。
お客様への伝え方も、単なる説明という形も取れたけれど、より楽しく印象付けて分かって頂く方法として、演出を選びました。
まあ、ナレーションを言って、セリフを言って、演奏して、と終わるころには喉はカラカラ。
でも、初めて聴く方にも、よく分かった~、楽しかったー!と言って頂けてとても嬉しかったです。
そして、大根芝居に付き合ってくださり、ありがとうございました笑。
オフショット
楽屋にて。
この公演にあたって、私たち、自分でなんとか着物を着られるようにレクチャーを受けました。
やっぱり着物って素敵です。
教えて下さった、平田の職場の上司の方へ改めて御礼申し上げます。
そして!
照明でお世話になりました我らが井上さん!素敵な笑顔です。
沢山の方に支えられて、凱旋コンサートを終えることが出来ました。
このコンサートをDuoとしての自信に、これからも音楽を通して沢山の方と繋がることができますよう
日々謙虚に、精進してまいります。
2019は表現者として、演技上達も視野に入れねば!
ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。